
10月21日、「みなみそうま市民ふくし大学ボランティア講座」が南相馬市原町区福祉会館で開催され、南相馬市市民活動サポートセンター(サポセン)の事務局長・天野淳子が第1回の講師を務めました。主催した「社会福祉法人 南相馬市社会福祉協議会」は今回、コロナ禍のため別々に開催していた講座を一つにまとめて、初めて「ふくし大学」として6回の講座を設けました。さまざまな視点から福祉活動を学ぶことでボランティアとしての能力を高め、地域に還元してほしいという意図で開催されました。
天野は栄えあるトップバッターの講師として選ばれ、「ボランティア入門講座」と題してボランティアの基礎を話しました。まず自己紹介をし、次に南相馬市市民活動サポートセンターの組織の歴史と活動内容を紹介しました。当初はサポセンに誘われて入職したことを「だまされた」と思ったものの、「南相馬市に住む人たちがどうしたら支え合い、暮らしやすいまちになるのか」を自発的に考えるようになって「だまされた」わけではないことに気付いたと話しました。「ボランティアの心は自然な心の動きが発生したもの。知ること、学ぶこと、参加することで楽しさや満足感、達成感、そして自身の成長を知ることができるようになります」と説明。「自分が無理なく参加できることから参加してみましょう」と話しました。
続いて後半は、参加者にNPOゲームを体験してもらいました。NPOゲームは、シンプルなすごろくボードゲームで、サイコロを投げてコマを進めることでNPOの「信頼」と「共感」と「お金」について学べるという趣向です。参加者は「能力シート」に書き込み楽しみながら、NPOの基礎を学んでいました。2単位目は11月4日、「パソコン要約筆記ボランティア養成講座」が開催されます。
天野事務局長に講師としてのご依頼があれば、サポセンへお問い合わせください。電話0244-23-5420